学生時代〜青春?④〜
そんなこんなで、難しい曲にも挑戦しつつ、私たちは少しずつではあるものの、曲数を増やし、ライブもやっていきました。
自分の技量が昔に比べると上がって来ているというのもあってか、最初のバンドに比べてライブもできて、楽しさがさらにありました。
ベースを消去法のような形でやらざるを得なかった彼は、マキシマムザホルモンを私が教えた結果、スラップ(チョッパー)を大層気に入ったらしく、やっとベースが楽しくなって来たと言っていました。
(今や彼はベーシストになると言わんばかりにペチペチベースを鳴らしております。20万くらいするベースを使って。)
SCANDAL好きの彼は、どんどん上達していき、結局私の最初のバンドの初期メンバーだったギター1よりも上手くなりました。
(そんな彼、勉強があまり出来なかったらしく、ギタープレイヤー専攻の学校へ行きました。)
このように上達をしていった彼らの力もあり、ONE OK ROCKの曲をいくつかやったり、SCANDALやマキシマムザホルモン、SiMなど様々な曲をやりました。
そして時間が過ぎ、高校最後の年になってしまいました。
2年の頃は着々と経験を積み、結局3年です。
だだ私たちは、3年の1発目から大きな仕事を手に入れます。
それは、部活紹介の場です。
新入生全員と、様々な部活の紹介をする人たち(同じクラスの人たちもたくさん)を目の前にして、軽音楽部から1組だけ出ることのできるライブに、私たちのバンドが選ばれたのです。
正直このライブで新入生の獲得数が変わるといっても過言ではありません。
そこで私たちは選択に悩まされました。
流行りのONE OK ROCKで攻めることは決まっていました。
ただ実は、私たちのボーカルはあまり高い声が出せないのです。
なのに、『完全感覚dreamer』をやっていたのです。(笑)
なので選択肢として、
・難しいが決まればカッコいい『完全感覚dreamer』をやるという賭け
・安定した演奏ができる『Deeper Deeper』
が挙がったのです。
私たちは相当悩みました。今の自分なら、あのボーカルの技量なら安定策を選ぶと思います。
しかし、私たちは違いました。賭けに出たのです。
これで成功すれば、新入部員もたっぷり!
私たちは気合を入れて挑みました。軽音楽部の未来のために!
【結論】
オオコケしました。