学生時代〜青春?③〜
私たちは無事、男子のみのカッコいいバンドを作ることができました。
ギター2とベースの彼らは初心者ですので、まず簡単な曲から始めなければいけません。
そこで私たちが選んだ曲は、DOESの『曇天』という曲でした。高校生ならよくやった人が多いのではないでしょうか。
ギターはパワーコードでできるし、比較的簡単で、初心者にはやりやすい曲でした。
その曲を詰めようということで、ひたすら練習はその曲にしていました。
しかし、やはり"飽き"という感覚に襲われました。
皆のやる気が溢れる分、1曲に集中するとこうなってしまいます。
そこで考えたのが、難しい曲を用意する でした。
あえて自分たちの技量の1歩上を行くような、少し難しい曲を用意すれば、挑むことでできない点が生じ、練習に励む。すると上達につながる、ということです。
そこで私たちは、ONE OK ROCKの『感覚dreamer』という曲を用意しました。
ベースやギターの彼らはどれ程難しいと感じるものなのか、それは正直よくわかりません。
しかしあの冒頭のドラムソロ(わからない方は是非調べてください)は、当時の私にとってなかなか難しいものでした。それは当時の他のパートの人もわかってたと思います。
しかも同じクラスの彼らは、ギターもベースもあまり自分に比べたら歴が深くありません。
当時の自分たちにはちょうど良い難しさでした。
カッコいいバンドとして作った私たちの、最初の曲についてでした。